2013年10月25日金曜日
【第十二回】奥会津・檜枝岐と下郷・大内宿
伊達の実家では、年に二、三度、檜枝岐村に行くことになっていた。
それを知ったのが、2007年夏の帰省の際だった。
彼の地にある民宿と親交があり、尾瀬を歩いたり、温泉に浸かったり、伊達の産物を届けていた。
桃「あかつき」と、父が収穫したスイカ、ジャガイモを届けに行くと聞き、便乗することにした。
檜枝岐村に行くのは初めてだった。
2007年8月18日。
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生憎の小雨模様。
福島県は広い。
県北にある伊達から檜枝岐までは、南西に対角線上に横断するような感じである。
車で片道5時間弱はかかるだろうか…。
一般道で行くと、国道115号線で奥羽山脈を越えて猪苗代町に出る。
猪苗代湖沿いを走る国道49号線にぶつかる手前を右折、県道7号線を西に行き、磐梯町を抜ける。
磐越自動車道磐梯河東ICに通じる道を南に下り、七曲山の麓を蛇行する県道64号線を走る。
国道49号線に合流、左手に会津中央病院を見ながら大きく右に曲がる手前で、富士通りに入る。
そして、会津若松市の中心地を迂回して、右に会津運動公園が見えた先で左折。
国道118号線を南下する。
しばらく会津鉄道線と阿賀川と交わりながら併走する。
芦ノ牧温泉を過ぎ、湯野上温泉の手前で道路は国道121号線へと変わる。
下郷町中心部に入り、大内宿からつながる道と交わって国道121号線は日光街道と呼ばれるようになる。
会津以北の大名は、この道を通って江戸に参勤交代に出ていた。
下郷町観光協会
http://shimogo.jp/
下郷町を過ぎ、南会津町の中心地、会津田島に入る。
小・中学校の同級生で、社会人になってからも交流があった友人が一時この町に赴任していた。
伊達に帰った時に土産にもらった「男山」が美味しく、日本酒を飲むようになった。
一緒にスキーやドライブに出かけたものだが、ずっと会っていない。
どうしているだろうか…。
開当男山酒造
http://otokoyama.jp/index.html
南会津町観光物産協会
http://www.kanko-aizu.com/
会津田島町中を過ぎ、駒止峠バイパスと呼ばれる国道269号線に入る。
道路が濡れていたように記憶している。
国道401号線にぶつかるT字路を左折。
右に曲がると会津若松に戻る。
沼田街道と呼ばれる道路を、さらに南に進む。
途中から、国道352号線へと変わり、あとは一本道。
目的地までは約10km。
兎に角、長かった…。
途中、小雨が降ったり、晴れたり。
山あり谷あり、天候は一様ではない。
11時を過ぎた頃に檜枝岐村に入り、檜枝岐川に架かる橋を渡る。
温泉宿が連なる上ノ代に到着。
荷下ろしをしながら、女将さんとしばし歓談。
寛げそうな民宿である。
檜枝岐温泉「民宿 檜扇」
http://www.f-onsen.com/hiougi/index.html
尾瀬檜枝岐温泉観光案内所
http://www.oze-info.jp/
配送が終わり、手軽に尾瀬散歩が体験できる「ミニ尾瀬公園」に向かった。
が、雨降りだったので、一枚だけ写真を撮った。
ミニ尾瀬公園
http://www.oze-info.jp/minipark/
檜枝岐村の中心地に戻り、昼食は「断ちそば まる家」にて、天もりそばを手繰る。
断ちそば まる家
http://www.naf.co.jp/maruyashinkan/sobamaruya.stm
「はっとう」というそば粉と餅米で作ったお餅に、エゴマをまぶした郷土料理も食べた。
ざらっとしたエゴマの舌触りが、もちもちの食感に変わり、甘くて美味だった。
檜枝岐村の『食』!について
http://www.oze-info.jp/blog/2012/076735.html
まる家に車を置き、そこから徒歩2分、檜枝岐歌舞伎の舞台を見に行く。
小ぢんまりとした檜枝岐歌舞伎の舞台。
幟が出ていたが、神社の境内のように物静かな佇まい。
見物客で賑わう頃を想像した。
歌舞伎通りには鳥居がある。
檜枝岐歌舞伎
http://www.oze-info.jp/kabuki/
その後、国道352号線を帰る途中、「林産所」と「尾瀬の郷交流センター」を訪れた。
尾瀬の郷交流センターで、東京への土産にイワナの甘露煮を買ったのを覚えている。
檜枝岐村 村の施設
http://hinoemata.com/ontoku/recreation/
下郷町に戻った。
国道121号線を、会津鉄道線・湯野上温泉を過ぎたところで左折すると、大内宿に行く。
会津鉄道のご案内 湯野上温泉駅
http://www.aizutetsudo.jp/st_yuno.php
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大内宿へも、この時初めて訪れた。
江戸時代の宿場の面影を今に残す。
大内宿
http://ouchi-juku.com/
会津若松と、日光街道の今市とを結び、会津西街道の中間に位置する。
僻地ともいえる立地だけれど、観光客で賑わっていた。
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