一本桜の古木は独峰と同様、伝説や信仰の対象となり地元の人々に親しまれてる。
2007年4月17日。
○慈徳寺の種まき桜(福島県福島市佐原)
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福島市内の西、佐原の山中腹に位置する慈徳寺境内の枝垂れ桜。
樹齢300年近くの大木は、境内からはもちろん、平地からの眺めも美しい。
この桜の開花を目安に地元の人々が苗代に種を蒔いたことから、種蒔き桜といわれてる。
伊達氏との縁もある。
伊達政宗の父・輝宗は、二本松城主・畠山義継の謀略により刺殺された。
そして、ここ慈徳寺で荼毘に付されたと伝えられる。
境内には「輝宗首塚」と呼ばれる供養塔がある。
雨上がりでしっとりと艶やかだった。
○秋山の駒桜(福島県川俣町秋山字小長石)
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川俣町にある秋山の駒桜は、女神山南西の麓にある。
樹高約19m、根回り5.1m、樹齢が450年以上の巨木(エドヒガンザクラ)である。
その昔、源氏の大将・八幡太郎義家(源義家)が思わず駒を止めて見入ったとの伝説が残されている。
満開時には四方に枝を広げ、白色を帯びた淡紅色の小花が咲き誇る。
私が訪れた時には上部の花がヒヨドリに啄まれ、禿げてしまっていた。
これも源氏の縁だろうか…。
秋山の駒桜 福島民報(2012/04/29)
http://www.minpo.jp/pub/topics/hanakikou/2012/04/post_207.html
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