2012年1月4日。
梅の枝にはモズの保存食?
「モズの早贄(はやにえ)」と呼ばれる習性。
冬の食料確保が目的とも考えられるけど、そのまま放置されることも多く、後になって食べられることは少ないらしい…。
百舌鳥(もず)|生きもの歳時記 万葉の生きものたち
http://www.bioweather.net/column/ikimono/manyo/m0510_2.htm
正月休みの最後は、相馬に出かけることになった。
国道349号線で阿武隈川沿いを下り、宮城県丸森町を抜けて、相馬に入った。
【第四十一回】伊達市梁川から宮城県丸森町へ ゆるやかに流れる阿武隈川
http://onotoshiaki.blogspot.jp/2014/03/blog-post_6.html
そのまま相馬港を目指して走る。
この辺りは新地町との境。
ねじ曲がったガードレール、傾いた道路標識、何かの建物の基礎…。
海岸沿いに並んでいた緑がなくなった。
被災して一時稼働を停止していた新地発電所に近づくと、津波の爪痕が其処彼処に見られた。
相馬共同火力発電株式会社
http://www.somakyoka.co.jp
昔、海水浴に来た、原釜尾花海水浴場付近は、未だこのような状態。
http://g.co/maps/y2hjm
今は、静かな海。
合掌…。
新地発電所から煙が上る。
相馬市ポートセンター付近にも廃墟が残っていた。
海苔の養殖が盛んだった松川浦が、美しく佇む。
【第二十七回】相馬 原釜尾浜海水浴場と松川浦
http://onotoshiaki.blogspot.jp/2013/11/blog-post_8563.html
道の駅「そうま」。
http://www.thr.mlit.go.jp/road/koutsu/roadstation/fukusima/fu08.html
被災地にお金を落とそうと、いつもより多目に土産を買った。
塩浜ラーメンを食す。
580円なり。
サッパリした塩味。
海苔、岩海苔、とろろ昆布の風味がいい。
様々な気持がこもった味わい、に思える。
15時を過ぎ、県道270号線経由で国道115号線を伊達に戻った。
山を越えると飯舘村。
伊達の夕空。
両親の重い腰を上げさせ、連れ立ったのはよかった。
度々海苔や干物を買いに相馬を訪れていたが、震災以来、気の毒で海の方へは行けない思いがあったようだ。
道の駅で産物を買い、これでまた来られるとのこと。
踏ん切りというか、まぁ、いろいろと複雑なのである…。
多くの皆さまにも、ぜひ訪れていただきたいと思います。
福島駅なう。雪が舞い降りる…。
— Toshiaki Ono (@toto_bunko) 2012, 1月 4
京成上野駅なう…。ほろ酔い加減のサラリーマンが、「電車よりトイレだ」と、周囲に聞こえる声で連れションに駆け込むのを見、現実に戻った…。
— Toshiaki Ono (@toto_bunko) 2012, 1月 4
個人的には「普通の福島」という言い方は、異常だと思う…。普通も何もなく、福島の多くの人には、いつもと変わらぬ慎ましやかなお正月があっただけだ。
— Toshiaki Ono (@toto_bunko) 2012, 1月 5
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