2017年4月9日日曜日
【第九十七回】東北中央自動車道の一部開通と松川浦大橋
2017年4月8日、「松川浦大橋」が渡れるようになったので相馬に出かけた。
「松川浦大橋」は松川浦の浦口に架かり、北側の尾浜地区と南側の磯部地区とを結ぶ全長520メートルのPC斜張橋で、平成7年に完成した。
橋の南の「鵜ノ尾崎灯台」がある岬のトンネルを抜けた先には、太平洋と松川浦との境を分ける大洲海岸があり、海と空とが一体となった中を行くような明媚な風光となっていた。
【第二回】相馬・鵜ノ尾岬と大洲海岸
http://onotoshiaki.blogspot.jp/2013/10/blog-post_23.html
6年前の東日本大震災の津波で、防潮堤も兼ねていた大洲海岸が破断し、橋を渡ってもその先に行けないので通行止になっていた。
それがこの4月1日に、橋を渡った所までの一般車両の通行規制が解除されたのだった。
これはもう行くしかない…。
12時に伊達を出、国道115号線を走って相馬市に入った。
伊達市と相馬市の境には「境の桜」があり、ほんのりと赤みがかっていた。
「伊達と相馬の境の桜 花は相馬に 実は伊達に」(民謡「相馬二遍返し」)
あぶくま里山王国|福島県阿武隈地域振興協議会
http://www.abukuma-shinkou.org/dtl.cgi?KNO2=83
12時35分、3月26日に一部開通し、相馬玉野(「東北中央自動車道の一部開通と松川浦大橋」地図A)から相馬山上(同地図B)インターチェンジ間(阿武隈東道路10.5キロ)の1区間が無料で開放されている東北中央自動車道「相馬福島道路」(全長45.7キロ)に入った。
「阿武隈東供用開始 相馬福島道路32年度全線開通」(福島民報)
http://www.minpo.jp/news/detail/2017032740160
国道115号線の途中にはヘアピンカーブが2つ続く急坂があり、その他大小の蛇行した山道をショートカットして走る。
一瞬だけ宮城県丸森町を横切るようだ。
制限速度は60キロ。
トンネルは多いけど、対向車の光線を抑えるように中央分離帯が設置されているので圧迫感は少ないない。
想像していたよりも道幅が広くて快適だった。
13時15分、まずは腹ごしらえ。
尾浜にある食堂「十三や(とみや)」(同地図C)で昼餉にした。
「十三や」については【第七十一回】にも記してある相馬では行きつけの店だ。
【第七十一回】相馬松川浦のアサリと丸森町のタケノコ 海山の幸
https://onotoshiaki.blogspot.jp/2016/04/blog-post_23.html
ホッケ定食を注文し、焼けるまでの間にメヒカリの素揚げと自家製の漬物をサービスでいただいた。
ホッケは完食が大変なボリューム…。
13時45分、いよいよ松川浦大橋(同地図D)を渡る…。
(グーグルマップ上ではまだ橋の先に行けない)
橋の上より左手の太平洋側を望む。
下った先にはまだ行けず、左の松川浦漁港(鵜ノ尾崎地区)へ誘導された。
鵜ノ尾崎灯台。
サーフィンをしている人もいた。
久しぶりの潮風が心地良い。
漁港はきれいに整備されていた。
13時55分、橋を戻った。
右手に煙突がのぞく新地発電所が元気に発電しているようだ。
橋の上より左手の松川浦側。
松川浦大橋の下を潜る。
破断していた大洲海岸は復旧している。
近々車が通れるまでになるだろう…。
相双の復興は港から|福島県相馬港湾建設事務所
http://www.pref.fukushima.lg.jp/sec_file/41390a/hukkoudayori/soumakouwan_hukkyuuhukkou_20170311.pdf
橋を渡る様子は「相双ビューロー 相双復興情報」でも動画で公開されている。
http://sosobureau.yumesoso.jp/revivesoso
復旧・復興が進んで、賑わいが戻ることに期待したい。
その後、松川浦を迂回して道の駅「そうま」(同地図E)に向かった。
道の駅「そうま」
http://f-road.info/eki-menu/eki/souma/index.html
お目当ては中澤水産の原釜産水ダコだ。
小女子も入手した。
中澤水産
http://www.nakazawa-suisan.com
帰りは東北中央自動車道には入らずに、国道115号線をのんびりと行く。
15時前に伊達市霊山に入った。
相馬に出かけた時にはお約束の「まきばのジャージー」(同地図F)でしばし憩う。
美味しいアイスクリームを目当てに、山の中に行列ができる店だ…。
今の気分にぴったりの「桜と抹茶」をチョイス。😋
まきばのジャージー
https://tabelog.com/fukushima/A0701/A070102/7000033/
16時20分、住処に戻り、早速水ダコの解体作業。
この太い足で1,800円は破格だと思う。😅
半分を我が家用に、1/4ずつをいつもお世話になっている2軒のご近所にお分けした。
晩酌は会津若松の酒「末廣 純米吟醸無濾過原酒」を酌みつつ、水ダコをつまむ。🐙
噛むほどに味が出る水ダコに、パンチの効いた無濾過原酒がよく合う。
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