2013年10月27日日曜日

【第十四回】宮城 松島・かきの里



 前回から引き続き、宮城県松島町の風光をご紹介。


 2007年12月7日。

 JR仙石線で石巻、松島海岸、東塩釜を巡ってから三ヵ月半が過ぎた…。
 十二月初頭に伊達に帰省した際、叔父夫妻が松島にカキを仕入れに行くので、
 「行かねか?」
 「行く」
 「じゃ、やべ」

 便乗することにした。

 伊達から桑折町、国見町と行き、国見ICから東北自動車道に入り、仙台まで走る。
 途中、仙台在住の従妹の家に届け物をしてから、仙台駅西口で車を駐車場に預け、朝市ものぞいた。
 叔母が何か買い物をしたかったようだ。

 仙台朝市
 http://www.sendaiasaichi.com/


 その時点で、まだ8時半頃だった。
 どこか駅前のカフェで、チョコレートを絡めたクロワッサンとエスプレッソのWを飲んだ。

 それから松島へ出発。
 市内の道路事情には詳しくないが、楽天球場の横を通ったのは覚えている。

 国道46号線、仙塩街道を走り、塩釜に出た。
 仙石線沿いに走るのは、夏にバスで通った道だ。

 その後は、国道46号線を一本道。
 時折、海を右に見ながら走る。
 海からの反射光が柔らかだった。

 トンネルを抜けて、JR仙石線、松島海岸駅前に出た。
 すでに懐かしい感じがした。

 【第十三回】宮城・仙石線 石巻から松島海岸、東塩釜
 http://onotoshiaki.blogspot.jp/2013/10/blog-post_26.html


 奥松島パークラインを石巻方面に少し行ったところ、高城町長田まで行く。
 叔父夫妻は毎年冬に、その町に住む漁師からカキを仕入れていた。

 挨拶を交わして、届け物をした。
 東北人がどこか行く時には、手土産は欠かせない。

 カキを車に積み、叔母たちが茶飲み話をしている間に、叔父に案内され海へと歩いた。
 潮風が肌を刺すようだった。

 かきの里
 http://www.town.matsushima.miyagi.jp/index.cfm/8,8712,31,html



 大きな地図で見る


 小屋の外も中も、カキを食べる観光客で賑わっていた。








 自分で、焼いて、剥いて、食べる。
 叔父は飲まないので私だけ缶ビールを飲む。
 至福の時…。

 帰るまで時間があるとのことで、叔父と別れ、松島海岸へと歩いた。
 風は冷たいが天気晴朗。
 酔い覚ましにもちょうど良い。
 だいたいの道順も頭に入っていた。

 奥松島パークラインを西へ、「ホテル壮観」を過ぎたところで左折。
 左に「湯元松島 一之坊」を見ながら進む。

 日本三景/松島 ホテル壮観
 http://www.ooedoonsen.jp/shukuhaku/sohkan/index.html

 湯元松島 一之坊
 http://www.ichinobo.com/matsushima/


 高城川に架かる橋を渡って、国道45号線に出た。
 まっすぐ歩けば右手に、夏に泊まった小櫻屋旅館が見えてくる。
 その手前、朝の散策で缶コーヒーを飲んだファミリーマートを左折し、歩いた道を辿る。

 トンネルを潜って、こちら松島地区漁業組合の「かき小屋」も賑わっていた。





 むとう屋で土産の酒を購入。

 むとう屋
 http://www.mutouya.jp/


 「蔵王 隠し酒 純米大吟醸氷温熟成生原酒」と「真鶴 癒し酒 氷温熟成純米吟醸無ろ過生原酒」だった。
 少し試飲もさせていただいた。

 蔵王酒造
 http://www.zaoshuzo.com/index.html

 田中酒造店
 http://www.miyagi-vip.jp/foods/tanakashuzo.html


 叔父夫妻の車が反対車線に近づくのが見えた。
 手を振ると、少し先の広まった所に停まり、私は酒を持って道路を横切った。




 松島では2011年の津波に加え、2012年夏の厳しい残暑により、湾内の牡蠣の7割が死滅。
 津波による塩害で国宝・瑞巌寺の杉並木300本が伐採され、観光資源が傷んでいる。

 殻付き焼きカキ食べ放題「カキ小屋」営業中止について
 http://www.matsushima-kanko.com/miryoku/tayori.php?page=1

 瑞巌寺・杉の参道?木を切ります?
 http://blog.livedoor.jp/mutouya/archives/51806593.html


 しかし、2013年シーズンは牡蠣小屋が復活。

 H25年 殻付き牡蠣焼き食べ放題「かき小屋」
 http://www.matsushima-kanko.com/event/detail.php?id=31

 日本三景の風光も健在だ。
 機会がある方には、ぜひ巡っていただきたいと思います。




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