【 福 島 の 風 光 】
 郷里である伊達市(旧伊達町)を中心に、風光明媚な福島を紹介します。
伊達市は福島県中通り、県北に位置し、海に山に車で一時間程のロケーション。
吾妻連峰、相馬、会津、宮城県南部、山形県南部が行動範囲。
訪れた地域の食や伝統文化、郷土史にも触れられたらと思います。

2017年1月7日土曜日

【第九十四回】三春高柴デコ屋敷と三角揚の「ほうろく焼」




 「デコ」とは方言で張子人形のことをいう。
 「デコ屋敷」とは人形屋敷のことだ。
 郡山市西田町にある「高柴デコ屋敷」は、三春駒や三春張子人形の発祥地とされる。
 4軒ほどの人形作り工房兼民家が点在している。

 2017年1月6日、東京から来ていた従甥を連れて「高柴デコ屋敷」に出かけることになった。

 高柴デコ屋敷観光協会(おいち茶屋内)
 http://www.gurutto-koriyama.com/detail/index_203.html


 伊達市と同じ中通りに位置しても、郡山や三春となると途端に知識の乏しさを実感する…。
 詳細は観光協会サイトを参考にして欲しい。




 相馬や会津方面へ行くのは一本道でわかりやすいけど、国道4号線から離れたらナビがないと完全に迷子になりそう…。
 10時に伊達を発ち、11時にデコ屋敷「橋本広司民芸」(「伊達〜高柴デコ屋敷〜福島ガイナックス」地図B)に到着した。






















 酉年生まれの従甥の絵付体験。








 40分ほどお邪魔した。








 隣接するデコ屋敷資料館ものぞいてみた。
 三春駒、三春張子人形の作品、歴史や作り方などの解説が展示されている。



 当地は伊達と縁があり、三春城主・田村清顕の娘、愛(めご)姫が伊達政宗に嫁いでいる。

 【 人気ナンバーワン武将 】 伊達政宗を愛した多くの女性たち|歴史マガジン
 http://rekijin.com/?p=13253


 伊達市は福島ガイナックスの協力で「政宗ダテニクル」というアニメを制作している。
 作品は定期的に上映され、個性的なキャラクターと初々しい政宗と愛姫のボケとツッコミが密かな人気を呼んでいる(そうだ)。
 2017年1月7日現在、第1話から第3話までがYouTobeで公開されている。

 政宗ダテニクル|伊達市
 http://www.city.date.fukushima.jp/soshiki/20/16551.html




 「政宗ダテニクル」第1話
 https://youtu.be/nuXkRIttbNk



 「高柴デコ屋敷」を後にし、車で20分ほどのところにある「福島ガイナックス/空想とアートのミュージアム 福島さくら遊学舎」まで足を伸ばした。(「伊達〜高柴デコ屋敷〜福島ガイナックス」地図C)
 三春町の旧桜中学校を活用したアニメーションミュージアムで常設展・企画展以外にも、アニメ作品と連動した展覧会や上映会、ワークショップ等、家族で楽しく学べる施設だ。
 張子人形の絵付体験でクリエイティブ脳が刺激されたであろう従甥も喜ぶと思ったが、1月8日まで休みであった…。

 福島ガイナックス/空想とアートのミュージアム 福島さくら遊学舎
 http://fukushimagainax.co.jp


 この近くには三春の滝桜があるはず…。
 滝桜については【第四十八回】に記している。

 【第四十八回】三春の滝桜と猪苗代湖、そしてニシンそば
 https://onotoshiaki.blogspot.jp/2014/08/blog-post_17.html




 12時半頃、伊達に戻る途中、三春茶屋(「伊達〜高柴デコ屋敷〜福島ガイナックス」地図D)で昼餉とした。
 「ほうろくざる ほうろく焼2個付」を食す。

 「ほうろく焼」は三春町の名物である「三角揚」に切れ目を入れ、ネギなどを詰めて「ほうろく(焙烙)」あるいはフライパンで焼いた一品。
 柚味噌や山椒味噌などを垂らしてかじるとなんとも香ばしい。
 そばもキンと冷えていて旨かった。

 三春茶屋
 http://www.okamisan.jp/33.htm

 福島県三春町「ほうろく焼き」|武陽食品
 http://www.buyou.co.jp/2007/meihin/2005/horoku.html








 人形町勤めの頃(上3点は2014年11月5日撮影)、「日本橋ふくしま館MIDETTE」を閉館間際に訪れては割引となった三春油揚(三角揚)を買い、なめこを詰めてフライパンで軽く焼き、塩麹を垂らして食したものだった…。
 これが日本酒に合う。



 国道4号線に戻り、14時頃に「道の駅 安達」(「伊達〜高柴デコ屋敷〜福島ガイナックス」地図E)で小休止。

 道の駅 安達(下り線)
 http://www.michinoeki-adachi.jp/index_kudari.html




 安達太良連峰を望む…。
 伊達から見るのとはまた違った雄大さだ。






0 件のコメント:

コメントを投稿