【 福 島 の 風 光 】
 郷里である伊達市(旧伊達町)を中心に、風光明媚な福島を紹介します。
伊達市は福島県中通り、県北に位置し、海に山に車で一時間程のロケーション。
吾妻連峰、相馬、会津、宮城県南部、山形県南部が行動範囲。
訪れた地域の食や伝統文化、郷土史にも触れられたらと思います。

2014年8月14日木曜日

【第四十四回】2011年大晦日から2012年元日 伊達のおせち料理




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 2011年12月30日。
 東京駅へと向かった…。




 秋田新幹線が強風のため遅れ、「やまびこ」の到着も遅れた。



 18時20分発予定が18時41分に到着。



 車内清掃後、ようやく出立できた。






 福島駅西口着。
 雪がチラついている。



 伊達の実家に落ち着き、晩酌で和んだ…。




 12月31日、大晦日の朝。





 昨夕の雪化粧が残る。



 厨房では着々とおせちが出来上がっていた。
 黒豆と昆布巻きの完成。

 ■昆布巻きの作り方

 1.研きニシンを一晩、米のとぎ汁に浸けて戻す。
 2.戻したニシンを濁り水が出なくなるまで数度洗い、頭、背ビレ、尻尾を除いて、巻く大きさに切り分ける。
 3.昆布は汚れを除いた後、水で戻す。
 4.ニシンを昆布で巻き、藺草で縛る。
 5.大鍋に昆布巻きを入れ、昆布の戻し汁、たっぷりの水、頭とワタを除いた煮干しを加えて、2時間ほど置く。
 6.5の鍋に、酢(適量)を加えて火にかけ、煮立たせる。
 7.醤油1、味醂2、酒(適量)、三温糖(適量)の割合で加える。
 8.一煮立ちさせたら、鍋ごと発泡スチロールの容器に入れて密封し、一晩置く。
 9.味見をしながら、必要なら調整し、弱火で煮込んでいく。
 10.昆布巻きが柔らかくなったらポリ容器に取り出す。
 11.昆布巻きの煮汁を煮詰めて味を調え、昆布巻きにかけて味を馴染ませて出来上がり。

 と、聞き取るとこんな感じで、経験に基づいた勘と塩梅に拠るところが多く、きちんとしたレシピにはできなさそう。
 三日がかりの作業だとか…。



 イカニンジンがない正月なんて…。
 これを肴に酒を飲むのが楽しみ。

 細切りニンジン、酒で戻した細切りスルメに、小鍋に酒、味醂、醤油を合わせて煮立たせたマリネ液を、冷ました後にかけてマリネする。
 二日目以降が食べ頃。(途中ダシ昆布を加えても良い)
 我が家では糸昆布を加える。(数の子を加えると松前漬?)






 つきたての餅には間に合わなかったけれど、餅切り作業のお手伝い…。



 雑煮と焼餅用。
 食べきれなくても、冷凍すればしばらくは保つ。



 慎ましやかな正月飾り。
 鏡餅はすぐにカビが生えるので、最近は市販のパック餅を飾っている…。



 金平牛蒡もできた。






 夕餉は「牡蠣と蟹のきりたんぽ鍋」。
 寒い日には鍋をつつくに限る。



 年越は、檜枝岐の生蕎麦。
 これで今年はもう、思い残すことはない。




 そして…。

 2012年、元日の朝。



 あけましておめでとうございます。



 八頭の煮物をつまみつつ、お屠蘇に与る。



 今朝は氷点下4℃。
 雑煮で温まった…。

 今年もよろしく願い申し上げます。




 吾妻連峰に初日の入り…。
 右中程の台形の山、一切峡山には今日も水蒸気が上っている。





 夕餉はおせちの残りで酒を飲んだ後、スパゲッティ、ハンバーグソース…。




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