【 福 島 の 風 光 】
 郷里である伊達市(旧伊達町)を中心に、風光明媚な福島を紹介します。
伊達市は福島県中通り、県北に位置し、海に山に車で一時間程のロケーション。
吾妻連峰、相馬、会津、宮城県南部、山形県南部が行動範囲。
訪れた地域の食や伝統文化、郷土史にも触れられたらと思います。

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2016年3月19日土曜日

【第五十七回】猪苗代町観音寺川の桜から裏磐梯、そして喜多方




 2016年3月19日、福岡で平年より4日早く桜が開花したようだ…。



 当ブログでは、これまでも福島の桜を紹介してきた。

 【第八回】桃源郷・花見山と川俣シャモ南蛮せいろ蕎麦
 http://onotoshiaki.blogspot.jp/2013/10/blog-post_2042.html

 【第十回】二つの桜、慈徳寺と秋山
 http://onotoshiaki.blogspot.jp/2013/10/blog-post_8712.html

 【第二十二回】伊達の春と飯坂・舘の山公園
 http://onotoshiaki.blogspot.jp/2013/10/blog-post_31.html

 【第二十四回】裏磐梯から喜多方、そして米沢へ。上杉神社と「伝国之辞」
 http://onotoshiaki.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

 【第二十八回】桜 桑折町・常称寺から飯坂・舘の山公園 そして花ももの里
 http://onotoshiaki.blogspot.jp/2013/11/blog-post_3010.html

 【第三十二回】裏磐梯から喜多方日中線跡へ。米沢、そして飯坂旧堀切邸
 http://onotoshiaki.blogspot.jp/2013/11/blog-post_5112.html

 【第三十九回】福島の花々 常称寺から慈徳寺 みちのくの遅い春
 http://onotoshiaki.blogspot.jp/2014/03/blog-post.html

 【第四十八回】三春の滝桜と猪苗代湖、そしてニシンそば
 http://onotoshiaki.blogspot.jp/2014/08/blog-post_17.html


 四季折々の風光どれもが美しい福島ではあるけれど、最もワクワクするのは、桜から桃、サクランボ、リンゴ、梨と順に里山の花が咲き、そこに新緑が混じる季節かも知れない…。
 また、里の春を目にした後、標高の高いところでは青空に残雪が輝く。
 広大で山々の起伏も多く、横の広がりだけでなく、縦への広がりでも、春の彩りが時間差で楽しめる。



 時は戻り、2014年5月3日、見納めの桜を求めて…。
 伊達の桜は終わったけれど、猪苗代町にある観音寺川ではまだ見頃とのことで、出かけることにした。



 7時40分、猪苗代へ出立。





 国道399号線を西へ。
 飯坂温泉街を抜けて県道5号線(通称「フルーツライン」)に入り、県道312号線と交わるところで右折、広域農道を走る。




 庭坂を過ぎた辺りでは梨の花が満開。

 右が吾妻連峰。
 吾妻小富士の雪兎が見える。

 左の安達太良山まで、天気晴朗。




 松川を渡り、福島駅からJR東北本線と別れる奥羽本線の線路(写真の右手へ、鉄道の架線が連なっている)を潜る。
 ここを潜る度に、昔この路線で普通電車を乗り継いて、青森駅まで行ったことが思い出される…。

 天戸川を渡り、県道70号線(高湯街道)の交差点を直進。
 あずま総合運動公園の横を通り、荒川を渡ると、やがて国道115号線と交わる。

 あずま総合運動公園
 http://www.azumapark.or.jp




 右折して、国道115号線に合流。
 土湯峠の登り口の桜は散っていた。




 8時30分、道の駅「つちゆ」(「伊達〜観音寺川」地図B)を通過。

 道の駅「つちゆ」
 http://www.thr.mlit.go.jp/road/koutsu/Michi-no-Eki/fukusima/fu01.html




 褐色に混じって、ぽつぽつと山桜が彩りを添える。




 安達太良の中腹を走る。




 石楠花大橋を渡り、正面右に見えるのが箕輪山。
 この後、数本のトンネルを抜け、最後に土湯トンネルに入った。

 県北建設事務所管内のライブカメラ|福島県ホームページ
 https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/41310a/kenpoku-livecamera.html


 トンネルを抜けると、猪苗代町。
 右手に箕輪スキー場の駐車場が見える。

 箕輪スキー場
 http://www.ski-minowa.jp




 坂道を下って行くと、正面に磐梯山が現れた。






 そのまま国道115号線を真っ直ぐ行き、下館・川桁227の案内板のあるところで左折。
 県道227号線を行き、ついで県道323号線にぶつかったら右折する。
 道なりに行くと、やがて左手に変わった形の建物、ホテルリステル猪苗代ウイングタワーが見えてくる。

 猪苗代温泉リゾートホテル ホテルリステル猪苗代
 http://www.listel-inawashiro.jp


 その先で県道322号線と交わる交差点を左折。
 道路はゆるく右へ曲がり、猪苗代町立東中学校の校舎が見えたらその手前の川が目的地、観音寺川だ。




 9時5分、観音寺川駐車場(「伊達〜観音寺川」地図C)に到着。

 観音寺川の桜並木
 http://www.tif.ne.jp/jp/spot/spot_disp.php?id=5727










 川桁駅の北100mから約1kmにわたり、観音寺川両岸に見られる桜の名所。
 平成9年、日本桜の会から表彰された。
 ソメイヨシノのほかにエドヒガン、シダレザクラ、ヤマザクラを観賞することができる。
 主な品種はソメイヨシノで例年4月下旬が見頃。

 福島県の桜名所|観音寺川
 http://hanami.walkerplus.com/detail/ar0207e25688/












 並木の間からは、磐梯山が頭をのぞかせる…。














 9時53分、裏磐梯経由で次の目的地、喜多方へ向かった。








 県道323号線を北上し、国道115号線に戻る。
 左手にセブンイレブンが見える信号機を左折し、国道459号線に入った。
 このまま道なりに行くと麻耶郡北塩原村。
 裏磐梯五色沼湖沼群の間を抜けて、喜多方へと通じている。

 五色沼湖沼群|裏磐梯観光協会
 http://www.urabandai-inf.com/urabandai/goshiki.html




 10時25分、桧原湖の南を回って道の駅「裏磐梯」(「観音寺川〜喜多方〜米沢」地図B)で小休止。

 道の駅「裏磐梯」裏磐梯観光・休憩所
 http://www.michinoeki-urabandai.com




 朝詰み生鮮野菜が売られている。






 森のアイス工房で、ワサビ、黒ごまアイスを購入。




 ワサビが意外に旨い。

 森のアイス工房
 http://tabelog.com/fukushima/A0705/A070502/7002057/




 桧原湖は雪解け水を湛えている。



 国道459号線の坂道を西へ下る。
 正面には雪を頂いた飯豊連峰が輝いていた…。




 11時頃、喜多方市街へ入った。




 11時15分、大和川酒造(「観音寺川〜喜多方〜米沢」地図C)を訪れた。
 2011年5月5日以来、3年振りであった。

 【第四十回】磐梯高原から喜多方へ。ラーメンと酒蔵巡りと花散歩
 http://onotoshiaki.blogspot.jp/2014/03/blog-post_2.html


 駐車場は県道16号線の方にあるので、そちらへ車を停め、歩いて向かった。

 大和川酒造
 http://yamatogawa.by.shopserve.jp






 酒造りに使う道具などが展示されている。




 飯豊連峰の豊かな伏流水が、旨い酒の基礎。
 美味しい。




 鑑評会に出品の大吟醸を試飲。
 名はまだなし。

 最高級に仕上げたもろみを酒袋に入れて吊るし、一滴一滴のしずくを斗瓶にとった、鑑評会のために特別に搾った究極の逸品とのことだった。




 弥右衛門「カスモチしぼり生酒」と「純米辛口」を試飲。
 鑑評会出品大吟醸と合わせて3本購入した。




 何人かのお客さんが、同様に試飲していた…。



 11時40分、米沢経由で帰路に着いた。
 国道121号線に出て北上する。
 もちろんドライバーは私ではありません。^^




 飯豊連峰は万年雪。




 11時50分、道の駅「喜多の郷」(「観音寺川〜喜多方〜米沢」地図D)に到着。

 道の駅「喜多の郷」
 http://www.furusatosinkou.co.jp


 目当ては、日本橋ふくしま館「MIDETTE」で食した喜多方ラーメンバーガー。


ミデッテに週替わりの福島名産ランチに行くのが楽しみになって喜多方ラーメンバーガー。オープンしてからすでに三度も見でったら常連客といってもよかんべ。^^

小野 敏明さんの投稿 2014年4月28日


 日本橋ふくしま館「MIDETTE」
 http://midette.com




 土産用に会津地鶏と麓山高原豚を各2個ずつ調達した。




 そして昼餉は喜多方チャーシュー麺であった。



 国道121号線から山形県米沢市へ入り、鬼面川を渡って、県道233号線へ。
 米沢市街で突如として渋滞にはまる…。




 最上川の河川敷(「観音寺川〜喜多方〜米沢」地図D)では「上杉まつり」が開催されており、火縄銃の実演射撃も行われているようだった。
 川を渡ってから車はスムーズに流れ始め、八谷街道から国道13号線に入る。

 栗子トンネルを抜けて、飯坂温泉街経由で伊達に戻った。





 晩酌は、喜多方で仕入れてきた大和川酒造「弥右衛門」純米辛口。
 道の駅「裏磐梯」で入手した生鮮野菜のアスパラガス、キュウリ、トマト。
 うるいと麩と油揚げの煮物。
 スモークサーモン、 フキノトウとツナの和え物、自家栽培の茎立菜のお浸し、冷や奴。

 一升瓶が半分になってしまった…。






2014年8月16日土曜日

【第四十六回】相馬の海と塩浜ラーメン



 2012年1月4日。




 梅の枝にはモズの保存食?

 「モズの早贄(はやにえ)」と呼ばれる習性。
 冬の食料確保が目的とも考えられるけど、そのまま放置されることも多く、後になって食べられることは少ないらしい…。

 百舌鳥(もず)|生きもの歳時記 万葉の生きものたち
 http://www.bioweather.net/column/ikimono/manyo/m0510_2.htm



 正月休みの最後は、相馬に出かけることになった。






 国道349号線で阿武隈川沿いを下り、宮城県丸森町を抜けて、相馬に入った。

 【第四十一回】伊達市梁川から宮城県丸森町へ ゆるやかに流れる阿武隈川
 http://onotoshiaki.blogspot.jp/2014/03/blog-post_6.html



 そのまま相馬港を目指して走る。
 この辺りは新地町との境。

 ねじ曲がったガードレール、傾いた道路標識、何かの建物の基礎…。
 海岸沿いに並んでいた緑がなくなった。
 被災して一時稼働を停止していた新地発電所に近づくと、津波の爪痕が其処彼処に見られた。

 相馬共同火力発電株式会社
 http://www.somakyoka.co.jp





 昔、海水浴に来た、原釜尾花海水浴場付近は、未だこのような状態。
 http://g.co/maps/y2hjm






 今は、静かな海。

 合掌…。





 新地発電所から煙が上る。



 相馬市ポートセンター付近にも廃墟が残っていた。



 海苔の養殖が盛んだった松川浦が、美しく佇む。

 【第二十七回】相馬 原釜尾浜海水浴場と松川浦
 http://onotoshiaki.blogspot.jp/2013/11/blog-post_8563.html






 道の駅「そうま」。
 http://www.thr.mlit.go.jp/road/koutsu/roadstation/fukusima/fu08.html



 被災地にお金を落とそうと、いつもより多目に土産を買った。







 塩浜ラーメンを食す。
 580円なり。

  

 サッパリした塩味。
 海苔、岩海苔、とろろ昆布の風味がいい。
 様々な気持がこもった味わい、に思える。






  15時を過ぎ、県道270号線経由で国道115号線を伊達に戻った。






 山を越えると飯舘村。



 伊達の夕空。

 両親の重い腰を上げさせ、連れ立ったのはよかった。
 度々海苔や干物を買いに相馬を訪れていたが、震災以来、気の毒で海の方へは行けない思いがあったようだ。
 道の駅で産物を買い、これでまた来られるとのこと。
 踏ん切りというか、まぁ、いろいろと複雑なのである…。

 多くの皆さまにも、ぜひ訪れていただきたいと思います。