【 福 島 の 風 光 】
郷里である伊達市(旧伊達町)を中心に、風光明媚な福島を紹介します。
伊達市は福島県中通り、県北に位置し、海に山に車で一時間程のロケーション。
吾妻連峰、相馬、会津、宮城県南部、山形県南部が行動範囲。
訪れた地域の食や伝統文化、郷土史にも触れられたらと思います。
郷里である伊達市(旧伊達町)を中心に、風光明媚な福島を紹介します。
伊達市は福島県中通り、県北に位置し、海に山に車で一時間程のロケーション。
吾妻連峰、相馬、会津、宮城県南部、山形県南部が行動範囲。
訪れた地域の食や伝統文化、郷土史にも触れられたらと思います。
2013年10月26日土曜日
【第十三回】宮城・仙石線 石巻から松島海岸、東塩釜
ときどき、無性に各駅電車の旅に出かけたくなる。
2007年8月23日。
何のプランも立てず、伊達駅を発ち、JR仙石線の終点、石巻駅まで行った。
気仙沼まで行き、名物のフカヒレラーメンを手繰りたかったのだけど…。
途中で電話があり、翌日には戻ってイラストを起こさなければならなかったので断念した。
伊達駅からJR東北本線に乗る。
伊達→桑折→藤田→貝田→越河→白石→東白石→北白川→大河原→船岡→槻木→岩沼(JR常磐線と合流) →館腰→名取→南仙台→太子堂→長町→仙台
約70km、所要時間は1時間14分。
仙台駅で仙石線に乗り換える。
仙台→榴ヶ丘→宮城野原→陸前原ノ町→苦竹→小鶴新田→福田町→陸前高砂→中野栄→多賀城
→下馬→西塩釜→本塩釜→東塩釜→陸前浜田→松島海岸→高城町→手樽→陸前富山→陸前大塚
→東名→野蒜→陸前小野→鹿妻→矢本→東矢本→陸前赤井→蛇田→陸前山下→石巻
約50km、所要時間は1時間も見ればいいだろうか。
※2011年3月11日よりJR仙石線、高城町〜陸前小野駅間は運転見合わせになっている。
JR東日本 東北エリアの運行情報サービスについて
http://traininfo.jreast.co.jp/train_info/tohoku.aspx
仙台駅で発車間際に飛び乗った電車は多賀城駅停まり。
多賀城駅でその先に行く電車に乗り継いだ。
本塩釜駅、松島海岸駅と進み、陸前富山駅を過ぎてからしばらく海沿いを行く。
シートから伝わる振動のリズムが心地良い。
穏やかな海面から陽の反射が眩しい。
目を閉じて、ウトウトと微睡んだ。
ジェット機音で我に返った。
松島基地 -MATSUSHIMA AIR BASE-|[JASDF]航空自衛隊
http://www.mod.go.jp/asdf/matsushima/
海は遠ざかっていた。
矢本駅、東矢本駅、定川を渡って、陸前赤井駅、蛇田駅、陸前山下駅、そして終点の石巻駅に到着。
そこより先は石巻線へと変わり、女川駅まで行く。
大きな地図で見る
石巻駅南口を出、まずは観光案内所を探す。
左手の角に、石巻市観光物産情報センター「ロマン海遊21」があった。
石巻観光協会
http://www.i-kanko.com/
インフォメーションコーナーで観光案内図を入手したが、駅から歩いて巡るには見所が遠い。
考えた末、ひと目海を見ようと、南へ下ることにした。
駅前通りを真っ直ぐ歩くと、仙台と女川とを結ぶ石巻街道、国道398号線に交わる。
さらに進むと道幅が狭まり、正面に緑の丘、羽黒山が見える。
突き当たってT字路を右へ、羽黒山をグルッと回ると、どこかで海が見えると思っていたのだった。
そこからは長い勾配が続いた。
車はすいすいと登るが、歩くとなるとちと辛い。
泉町緑地、石巻総合体育館のところで小休止した。
海はまだ見えそうにない。
それよりもまだ宿を決めていない。
先に進むか?
もう少し進めば海が現れる?
彷徨っている間にも、こうして考えている間にも時は進む。
撤収するなら、駅まで戻る時間も考えなければならない。
宿をどうする?
結局、来た道を引き返すことにした。
歩きながらずっと宿をどうするかを考え、松島に行くことに決めていた。
松島なら見所は駅から徒歩圏内だ。
「どうせなら石ノ森萬画館に行った方が良かったか…」
「せめて羽黒山鳥屋神社だけでものぞきに行けば…」
「もっと下調べをしてから訪れるべきだった…」
後悔の念を抱きつつ、ほんの束の間の石巻滞在であった。
石ノ森萬画館
http://www.man-bow.com/manga/
羽黒山鳥屋神社
http://jinjajin.jp/modules/newdb/detail.php?id=8299
石巻駅に戻った。
上り電車の出発にはまだ間がある。
持ち金が心細いので、駅前にある石巻市役所1階の商業施設「エスタ」のATMでお金を下ろした。
あらためて石巻駅を見る。
駅舎は「サイボーグ009」のキャラクターで彩られていた。
サイボーグ009公式サイト 009ing
http://009ing.com/
日は傾きつつあった。
仙石線を仙台方面に戻る。
海面から反射する陽の角度が変わっていた。
宿のことを考え、気は焦る。
が、夏だから最悪は野宿で構わないとも考えていた。
松島海岸駅へ到着。
駅を出ると右手に旅館案内所がある。
担当者に旅館名と宿泊料のリストを提示され、小櫻屋旅館に問い合わせてもらった。
空室があったのでそこに決め、宿泊料をその場で支払った。
一泊二食付きで9,000円だったと思う。
湾内遊覧船の乗船一割引券が付けられた。
周辺地図や観光案内のリーフレットをかき集めて、旅館案内所を出た。
タクシーが並ぶ駅前のロータリーを左側から回る。
飲食店が軒を連ね、店先でサザエを焼いていた。
すぐに左折して国道45号線(この道路も石巻街道)を歩く。
道路に沿って左手に旅館や飲食店、土産物屋が連なり、右手には松島グリーン広場がある。
広場の向こうは松島湾だ。
国道45号線はクランク状に曲がり、道なりに進むと右手に桟橋が見えた。
ようやく車窓を通してではなく、直に海を見、潮風を嗅いだ。
海と対峙するように陸側には伊達政宗公の菩提寺、瑞巌寺の参道があった。
夕焼け空。
観光は明日だ…。
電脳松島絵巻 松島観光協会
http://www.matsushima-kanko.com/
右手に五大堂を過ぎ、少し歩いて旅館案内所で紹介された小櫻屋旅館を見つけた。
※このエントリを書くにあたって調べたら、小櫻屋旅館の在った場所は更地となっていた。
新しく建て替えるのだろうか…。
http://goo.gl/maps/BUVgi
ひとっ風呂浴び、19時に夕食。
この他にもう一膳。
料理はまずまずだった。
瓶ビールと日本酒を飲み、床に着いた。
大きな地図で見る
2007年8月24日。
朝食は取らないことに決めていた。
早朝5時半に小櫻屋旅館を出た。
石巻方面へ300m程歩いたところにあるファミリーマートで、目覚めの缶コーヒーを飲んだ。
そこから海へと通じる道路を歩く。
しばらく行くとトンネルがあり、その上に松島パシフィックホテルが建っていた。
http://goo.gl/maps/6LyG6
トンネルを潜って、潮の香りが強まった。
カキ小屋が点在していた。
※今年2012年の夏の厳しい残暑により、松島湾内の牡蠣の7割が死滅。
残念、復活の日を待ち望む。
殻付き焼きカキ食べ放題「カキ小屋」営業中止について
http://www.matsushima-kanko.com/miryoku/tayori.php?page=1
時刻は5時53分。
東浜の漁港からは続々と小型漁船が出航する。
カキ棚の手入れをするのだろうか?
そのまま右に、海沿いを歩く。
陸側には、「ホテルニュー小松 好風亭」と「松島温泉 ホテル絶景の館」が並ぶ。
ホテルニュー小松 好風亭
http://www.new-komatsu.co.jp/
松島温泉 ホテル絶景の館
http://zekkei.jp/
福浦島に架かる赤い橋が見えた。
福浦橋を渡り、福浦島の遊歩道を一周する。
美しい景観に、言葉はいらない。
福浦島 松島町【観光地 景勝地】 宮城の旅
http://miyagitabi.com/matusima/hukuurajima/
潮が引いていて浜が顔を出し、上を歩けた。
静かな海。
その後、福浦橋を戻り、遊覧船乗り場を歩く。
早朝のせいか、散歩の人を見かける他は人影もまばらだった。
透かし橋を渡り、昨夜夕暮れに沈んでいた松島の象徴・五大堂へ。
五大堂から伊達政宗公の菩提寺、瑞巌寺へは至近。
瑞巌寺
http://www.zuiganji.or.jp/
まだ山門を閉じていた。
※瑞巌寺の見事な杉並木は、津波を被ったことによる塩害で立ち枯れが目立つようになった。約300本が伐採されるという。
蝉の声に包まれる。
瑞巌寺から遊覧船まで、空白の2時間の記憶を辿る…。
旅行案内所でもらった遊覧船の乗船一割引券があり、乗ることに決めていた。
出港は9時。
まだ1時間半以上もある。
観光案内を見て、8時にオープンする「松島さかな市場」で時間を潰そうと考えた。
それまでは瑞巌寺の東側を当て所なく彷徨った。
キーワードは、瑞巌寺北側の「Y字路」。
戻って、瑞巌寺を東に出たところにある「蓮池」。
蓮池を過ぎて左折し、坂を登った上にある「新富亭社員寮」。
花ごころの湯 新富亭
http://www.hotel-shintomi.co.jp/
山側に神社の参道のような階段があり、登ったのか登っていないのか記憶が定かではない…。
http://goo.gl/maps/Y0i8u
新富亭社員寮から南へ、坂を下って行く…。
松島さかな市場に着いてしまった。
オープンまで30分程時間がある。
仕方なくそこにあった自販機で何か飲物を購入し、ベンチに座って待った。
松島さかな市場
http://www.sakana-ichiba.co.jp/
すぐ隣にある「伊達政宗歴史館」は8時半に開く。
乗船時間が迫るので訪れなかった。
伊達政宗歴史館
http://www.date-masamune.jp/
松島さかな市場を出、西に道なりに進む。
瑞巌寺からの道、先程の蓮池に通じる道にぶつかり左折。
松島城と呼ばれる天守閣風展望台の横を歩いて、遊覧船の桟橋に向かった。
9時少し前に遊覧船に乗船した。(今は10時発から?)
1,400円が1,260円なったと思う。
松島Bayクルーズ 丸文松島汽船
http://www.marubun-kisen.com/home.html
乗船客からの餌を求めてカモメやウミネコたちが連なる。
生きた海。
湾の彼方此方には奇岩が浮かぶ。
鳥たちと別れる。
船を降り、昨夜小櫻家旅館の人に聞いた酒屋、旅館の隣の「むとう屋」に行った。
四合瓶の日本酒二本を買ったが、銘柄は覚えていない。
むとう屋
http://www.mutouya.jp/
※むとう屋も津波を被り、しばらく営業を停止していた。
店長ブログには震災後のご苦労が綴られている。
http://blog.livedoor.jp/mutouya/
松島を後にした。
伊達への帰路の途中、塩釜卸売市場に行こうと思いつき、仙石線本塩釜駅で下車。
駅の観光案内所で行き方を尋ねた。
5分程で塩釜卸売市場に行くバスが来るという。
観光案内図をもらって北口角にあるバス停で待ち、バスに乗り込んだ。
帰りは歩いて駅に戻ろうと思っていたので、道順を記憶しながら観光案内図と付け合わせた。
塩釜卸売市場に到着。
場内を一回りし、多くの海産物の中から旬の秋刀魚を買うことに決めた。
一箱(二十五匹入り)を、クール宅急便で伊達に発送。
塩釜卸売市場
http://www.nakaoroshi.or.jp/index.html
大きな地図で見る
塩釜卸売市場からバスで来た道を歩いて戻る。
途中、歩道に立っていた五十代半ばと思われる男性と目が合い、挨拶を交わした。
私が観光案内図を片手に歩いているのを見、観光客と察したようだ。
「あけび工房」のご主人とのことだった。
しばらく立ち話をした後、
「東塩釜駅まで送ってあげるよ」
意外な申し出に恐縮しながら、ありがたく乗せていただくことにした。
さっき電車とバスで通過した東塩釜駅に到着。
「ありがとうございました」
※記憶を辿るために調べるうちに「あけび工房」で同様の体験をされている方を知った。
その方のブログから、残念なお知らせが…。
昨年5月の記事では、ご主人が工房を畳まれることを検討していたらしい。
仙台・塩釜・松島に行ってきた[雑感] 渡辺優ギャラリー「NEWS」
http://nabemasa.blog.so-net.ne.jp/2011-05-23
ここでも東日本大震災が残した傷跡を知る。
今はどうされているだろうか…。
古くから港町として発達した塩竃市は、日本有数の生鮮マグロの水揚高を誇る。
一平方メートルあたりの寿司屋の店舗数が日本一多い町だとか。
塩竃市の概要
http://www.city.shiogama.miyagi.jp/html/about/gaiyou/index.html
塩竃市観光物産協会
http://kankoubussan.shiogama.miyagi.jp/modules/tinyd1/
ここまで来て、寿司を食わない手はない…。
観光案内図を見ると、近くに仁王寿司という寿司屋があった。
仁王寿司
http://kankoubussan.shiogama.miyagi.jp/sushi/shop/nio.html
特上にぎりと宮城の名酒「浦霞」に舌鼓。
ぶどう海老はプリプリで甘い。
鮑はコリコリと歯応えがある。
大トロは肉汁が口内に溢れ、まるでレアビーフステーキのようだった。
場所:
日本, 松島海岸駅(宮城)
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